▶創立20周年記念プロジェクト報告

おもしろ科学たんけん工房は2022年4月に創立20周年を迎えました。20周年を迎えるに当たって、2021年4月に各地区より選抜の委員からなる20周年記念プロジェクトを立ち上げました。そこで、①記念式典の開催、②記念誌の編集発刊、を基本方針として、業務達成に向けプロジェクト一丸となって取り組んできました。そして、関係する皆さんの協力も得て、記念行事として、式典「感謝の集い」を5月に計画通り開催することができました。さらに、式典に合わせて、20周年記念誌の編集発刊も行うことができました。(藤沢地区 青木英二)

1.記念式典「感謝の集い」開催
(1)開催日時・会場:5月8日(日)13:00~16:30 かながわ労働プラザホール

式典の開催準備段階では、当初主要検討題目として、開催日時の選定、会場の確保、式典名称および式典内容・次第の決定、等がありました。そのなかで、開催日は当初 5 月22日としましたが、会場の予約確保が難行し、ようやく予約ができた5月8日午後としました。また、式典名称は、「感謝の集い」として、工房の活動で日頃お世話になっている外部の関係者を来賓として招待し、さらに、永年継続して貢献されている会員の方々も招待して感謝の意を表する事、イベントとして、記念講演会を開講する事、更に、ティーパーティを催して、ミニサイエンスショーの実施とそれに続いて自由歓談をして頂く等の式典次第を決めました。

各々の具体化作業では、来賓招待者の選定と案内状発送、出欠確認や感謝状の準備、および講演者の選定折衝とスケジュール調整、さらに、会場設営準備では、デスプレイや音響設備の確認チェックや受付の準備等、入念かつきめ細かい作業と対応を必要としました。そこで、それぞれの項目ごとに業務分担を決め、コロナ禍の状況下、主としてZoomでのオンラインMTGを重ね、また検討結果や情報を、One Driveに載せて、情報の共有化と一元管理を行い、進捗管理を進めました。

以上の過程を経て、たんけん工房の体験塾開催でお世話になっている学校関係者、公共施設関係者や様々な形でご支援を頂いている関係者の方々を来賓としてお迎えして、また、藤嶋先生をお招きしての講演会も準備でき、多くの会員の出席のもと、記念式典「感謝の集い」を盛大に開催する事ができました。来賓 23名、会員 98名、永年継続貢献者 7名、賛助会員 4名、計132名の方々に出席して頂きました。また、欠席の会員向けにZoom中継配信を行いました。

(2)式典次第
① 開会:13:10 安田代表ご挨拶
工房の理念やこれまでの20年にわたる工房の活動状況、今後についてプレゼンがありました。(図-1)そのなかで、工房の主要事業である体験塾の開催回数が創立以来20年で大幅に増加し、また、ここまで工房が成長発展できた事につき、会員の不断の努力と共に、体験塾会場の提供やチラシ配布等で協力頂いている学校や公共施設の関係者および、様々な形でご支援を頂いている関係者の方々へ感謝の念が表されました。

② 感謝状贈呈
体験塾会場を提供して頂いている関係者の方々、チラシ配布で協力頂いている関係者の方々他のご支援を頂いている外部関係者の方々に感謝の意を表して、感謝状の贈呈を行いました。更に、永年継続して工房の活動に貢献している会員の方々の表彰も行い、それぞれの代表の方から挨拶を頂きました。

③ 記念講演会 
酸化チタンを基本材料とする光触媒関係の研究で著名な、文化勲章も受章された、東京理科大学前学長・現栄誉教授の藤嶋昭先生をお招きして講演会を開催しました。「科学を楽しくー身の周りの不思議と素晴らしい先人科学者達、そして光触媒の面白さ」の題目で、分かり易く、示唆に富む、大変参考となるお話をして頂き、その後の活発な質疑応答もあり好評を博しました。また、当日、藤嶋先生の監修による「新しい科学の世界」シリーズ第3巻(自然災害)を式典出席者へ寄贈頂きました。

実験ショーのひとコマ

④ ティーパーティ
来賓代表3名の方々より簡潔なご挨拶を頂いたあと、ご都合により式典を欠席された方々より頂戴したお祝いメーセージを披露しました。続いて、当工房会員の林さん演技によるミニサイエンスショー(理科実験ショー)を観覧しつつ、皆さんに自由歓談をして頂きました。

⑤ 記念式典「感謝の集い」閉会:16:30
なお、この式典の模様は、横浜および藤沢地区のタウンニュースにも取り上げられ、工房全般の活動について広く、良く知ってもらう叉とない機会となりました。

2.20周年記念誌の編集発刊他
まず、記念誌の構成内容について、ZoomでのMTGや時折の対面MTGで議論して決定しました。次に、構成内容ごとに執筆担当を決め、編集委員を中心として進捗管理を行い記念誌の編纂を進めました。

その構成内容としては、2002年の工房創立以来20年を振り返る一方、この先を見据える内容にするべく、お世話になっている外部関係者や体験塾卒業生への寄稿依頼とそのフォロー、年々の活動情報の追加整理、および工房の現状と今後に対する会員へのアンケートの実施等を行いました。

以上の活動により、式典「感謝の集い」に合わせて記念誌を発刊する事ができました。また、記念品として、記念誌の表裏紙と同じデザインでかつ環境に配慮したSDGs対応のクリアファイルも準備しました。式典に出席の来賓関係者や会員の方々には記念誌、記念本3冊、クリアファイルのセットを特別専用に用意したバッグに入れお渡しすることができました。なお、式典欠席の方々へは、後日、記念誌、記念本2冊、クリアファイル、および該当の方には感謝状を添えて郵送でお届けしました。

また、体験塾開催で協力頂いている学校や施設関係者で当日出席頂けなかった方々には上記の記念セットと感謝状を直接持参してご挨拶かたがた感謝の意を伝えました。更に、今後の工房活動を推進する上で支援をお願いする方々にも記念誌をお届けしました。

*20周年記念プロジェクトでは、各委員の一致結束に加えて、女性委員のきめ細かい対応が大きな力となって、広範囲に及ぶ業務を円滑に遂行する事ができました。
* 此度の創立20周年を契機に、会員一同、決意を新たにし、社会の変化に対応を図りつつ、スローガン「理科好きの子供を育てたい」活動のさらなる推進と工房の一層の前進を念じています。
* 20周年記念プロジェクト関係者は以下の通りです。
(東地区)友田健一、山崎福市
(西地区)長谷川晴次、佐藤美和子
(北1)枝原幸美、今井敬子
(北2)滝澤秀行、上野由仁子、堀江清美
(藤沢地区・幹事)青木英二(正)森田穂三郎(副)
(本部・事務局)安田光一  敬称略
                                                      以 上