★ホームページの簡単な歴史とWordPress
1989年3月 にCERN(欧州素粒子物理学研究所)のティム・バーナーズ・リーが、WWW(World Wide Web)の基本的な仕組みを考案し、1990年 11月 に世界初の WWWサーバー と WWWブラウザ を試作しました。Webは蜘蛛の巣という意味で、世界中に広がる情報網が「クモの巣」のように見えるという理由から「World Wide Web(WWW)」と名付けたそうです。現在は、ホームページ、ウエブとも呼ばれています。この時のサーバは、スティーブ・ジョブズが開発した今のMacの原型であるNeXT コンピュータが使われました。

1993年6月 に、イリノイ大学のコンピュータセンター NCSA(National Center for Supercomputing Applications)の学生であったマーク・アンドリーセンらの手により、Mosaic 1.0 がリリースされました。ホームページはここから始まり世界中に広まりました。その後、Firefox、Chrome、IE、Safari、Operaなどのブラウザが開発されましたが、オープンソースとして公開されたMosaicのコードが基本になっています。⇒オープンソースと林檎の木(参考)

ウエブが広まるにつれて、メンテナンスがたいへんになりました。そこでホームページビルダなどのアプリでHTMLタグを付ける必要がなく、コンテンツの作成に集中できるようにCMS(Contents Manegement System)が2000年頃に開発されました。WordPressは、2003年にオープンソースのブログ作成システムとして公開されました。その後どんどん進化し、個人ブログ、企業サイト、公共機関のサイトなど、多方面にわたるウェブで利用されるようになりました。

それでは、WordPressについて学んでいきましょう。

現状のホームページの運用にはこんな問題がありました。WordPressのようなCMSを導入することで解決することができます。


■ 現状のホームページの問題点

・ホームページビルダやFTPなどの特別なITの知識を持ち、操作に精通した人でないと更新ができず、作成、管理、運用の引き継ぎが難しい。
・更新作業自体が難しくて時間がかかり、特定の人に更新作業が集中して更新が滞る。
・スマホなど見ると画面が乱れる
・ブラウザによってコンテンツの見え方が変わる。


■ 今まではホームページビルダ
とFTPの知識が必要
1. ホームページビルダでHPのプログラム(HTML)を組んでコンテンツを作成する
。
2. コンテンツ(HTML)をFTPでサーバへ転送する。
3. コンテンツ(HTML)が公開される。


■ WordPressでこうなる
1. ブラウザを使ってコンテンツを直接編集する。
2. CMSであるWordPressがコンテンツをHTMLに変換して公開される。
※ CMSとは何か?
・・・CMS=Contents Manegement System
 Webサーバ自体にホームページを作成、管理する機能が内蔵されており、利用者が、ホームページビルダやFTPなどの特殊なソフトを使わなくても、コンテンツの作成や更新ができる。
【参考図書】
「いちばんやさしいWordPressの教本」 石川栄和 (著), 大串 肇 (著), 星野邦敏 (著) 
(株)インプレス(発行)

⇒ WordPressによるリニューアルの提案(PDF)

⇒ 投稿ページおためし手順解説書(PDF)

【さくらインターネットのWordPressの解説】
https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/sections/115000044461-WordPress