[コラム]たんけん工房HPリニューアルの一年(HPWG 東地区 廣瀬隆夫)

たんけん工房では、2018年4月から約1年かけてホームページをリニューアルしました。紆余曲折、いろいろなことがありました。そのリニューアルの経緯を簡単にまとめましたのでお読みください。

1)ホームページについての簡単な説明
始めにホームページの歴史について簡単に振り返っておきたいと思います。インターネットは、1960年代の米ソ冷戦時代に通信網が爆撃されても機能の継続ができるネットワーク網を作るという軍事的な目的で開発されました。通信文を小包の様にパッケージングしてサーバに送り、それを取り出して組み立て直すというパケット通信の考え方が採用されました。当時、国際通信にはテレックスが使われていましたが、その置き換えとして、最初は、電文のやり取りをする電子メールが使われていました。1989年3月 に欧州素粒子物理学研究所のティム・バーナーズ・リーという英国の計算機科学者が考案したWorld Wide Web(WWW)が、インターネットの大きなターニングポイントになりました。現在使われているURL、HTTP、HTMLなどは、その時に設計されたものです。張り巡らされたネットワーク網が蜘蛛の巣に似ていることからWeb(蜘蛛の巣)と呼ばれました。

WWWは、当初、科学者の情報交換のために使われていましたが、1993年6月 に、イリノイ大学のコンピュータセンターの学生であったマーク・アンドリーセンらが現在のIEやChromeの元祖とも言えるブラウザのMosaicを開発したことで一気に世界中に普及しました。文字だけの電子メールでなく、当時マルチメディアと呼ばれていた音声や写真、動画が扱えるホームページは熱狂的に受け入れられました。その後、世界中でたくさんのホームページが作られましたが、ホームページの作成や更新のためにはHTTP、HTMLなどの知識が必要でワープロのように誰でも操作できるものではありませんでした。

その後、ブログやSNSがブームになりホームページの裾野が広がりました。1998年に、より作りやすいホームページの普及を目指してGoogleの創設者のラリー・ペイジなどがCMS(Contents Management System)というツールを開発しました。CMSの代表的なものが、たんけん工房のホームページでも採用したWordPressです。2003年にオープンソースとして無料で公開されてから急速に普及しました。その後、個人ブログ、企業サイト、公共機関のサイトなど、多方面で利用されるようになりました。

2)たんけん工房のHPをリニューアル
たんけん工房は2002年3月に、いち早くホームページを立ち上げて、ホームページ経由で体験塾の申込みを受け付けました。当時としては先進的な試みでした。その後、2011年4月に、tankenkobo.comの独自ドメインを取得してリニューアルを行いました。今回は2回目の大規模なリニューアルになります。

■ 今までホームページ作成上の問題点

今までのホームページはHTMLベースで作ってあり、ホームページビルダやFTPなどの特別な知識を持った人でないと更新ができませんでした。特定の人に作業が集中して更新が滞ることもありました。また、スマホなどで見ると画面が乱れる
、ブラウザによってコンテンツの見え方が変わる、という問題がありホームページのリニューアルが課題となっていました。2018年に入ってホームページを担当されていた方が体調を崩され、更新に支障がでるようになってしまい、喫緊の対応を迫られました。


■ たんけん工房リニューアルの経緯
たんけん工房は、2018年の4月にリニューアルの構想をまとめて、プレゼンを行い役員の承認を得てから、5月にHPリニューアルのワーキンググループ(HPWG)を立ち上げました。そこで、この際、デザインだけでなく、エンジンから作り直そうということになり、Wordpressを使ってリニューアルを進めました。ほとんどのメンバーはWordpressについては初心者でしたので、参考図書を教科書にして勉強しながら作業を進めました。最初は、”海のものとも山のものとも分からないWordpressなんていうツールで本当に大丈夫なのか?”という意見も多く、難航しましたが、何度も説明会を実施することで少しづつ有用性を理解していただきました。

毎月、横浜市南区の浦舟コミュニティハウスの10階で、毎回3時間、熱い議論を重ねながら、少しずつ作っていきました。Wordpressは、ブラウザがあれば操作ができますので、コミュニティハウスでPCをお借りして画面を見ながら議論を進めることができました。デザインは、比較的早く固まったのですが、運用を決めるのに時間がかかりました。何人ものスタッフが関わって募集ページを作成しますので、その取り決めに時間がかかりました。また、日程表の運用も議論の的になりました。ワーキンググループで操作マニュアルを整備し、2019年の2月24日に、現在ホームページ作りに携わっているスタッフ向けに新HPの操作説明会を実施しました。


■ 2019年4月にホームページの切り替えが完了
約1年かけて議論を重ねてみんなでHPをリニューアルし、2019年4月1日に切り替えが完了しました。今までの問題はほとんど解決できました。Wordpressでは、Webサーバ自体にHTMLを生成して管理する機能が内蔵されており、作成者がホームページビルダやFTPなどの特殊なソフトを使わなくても、コンテンツの作成や更新がワープロ感覚できるので、作成、更新が非常に楽になりました。募集ページの作成は夏までにはWordpressに完全移行したいと思います。この新しいエンジンの元でコンテンツを充実させ、更に使いやすいホームページにしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(2019.4.5 HPワーキンググループ)

【参考図書】
「いちばんやさしいWordPressの教本」 石川栄和 (著), 大串 肇 (著), 星野邦敏 (著) 
(株)インプレス(発行)

⇒ WordPressによるリニューアルの提案(PDF)
⇒ HPリニューアル説明資料(PDF)
⇒ 投稿ページおためし手順解説書(PDF)
⇒ さくらインターネットのWordPressの解説
⇒ WG議事録

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