1月27日:かながわ県民センター:KT62:風上に向かって走るヨット
体験塾のねらい
ヨットが風の力によって進むことを知らない子どもはいないと思います。
では、風の中のヨットはどちらの向きに進むことができるか?尋ねたらどうでしょう?
ほとんどの子は「風に吹かれて風下に押される」と答えるのではないでしょうか。
この体験塾では:
ヨットはどうして風上に向かって走るのか? その原理を、自分で実験したり、動画で説明を聞いて学びます。
そして、車輪(スーパーボール)で動くヨットを作り、ドライヤーの風を利用して走らせて、学びを確かめます。
1⃣ ヨットを動かす風。風ってなんだろう? 子どもたちは対話をしながら考えます
2⃣ どうして風上に向かって走るの?
帆(セール)と、船底のバラストキールが揚力を発生させて、セールから発生するセール力と水中から発生するキール力が釣合うことによって、ヨットは風上に向かって走ります。
A )セール:帆は風を受けると飛行機の主翼のような形になるので、飛行機のように揚力が生じます(図1・2)
B ) バラストキール:船底に取り付けられた重りです。翼のような断面になっているので、
ある角度で水流があたるとバラストキールからも揚力が生まれます。(図3・4)
子どもたちは、下敷きをいろいろな角度で動かす実験で、揚力の有無を体感します。また、空気の流れの速い上面に揚力が発生することを、発泡スチロールとドライヤーで確認します。(図5)
3⃣ ヨットを作って、走行テストしよう!
船体にマスト、帆、ブーム(*)などを取り付けてヨットを作ります。セールのふくらみや
ブームの角度などを調整して、ヨットが風上に向かって走ることを自分で作ったヨットを走らせて確かめます。
(*)セールの下部を支える棒材
揚力。学問的には物理(流体力学)の難解なテーマですが、身の回りには揚力が使われている例がいろいろあります。
飛行機、ヘリコプター、竹とんぼ、ブーメラン、凧、野球の変化球・・・・
子どもたちは工作を持ち帰ります。一緒に風上に進むヨットを楽しんでください。また、身近かに揚力の利用がないか? なぜ飛行機が空に浮くの? などなどお子さんと会話されてはいかがでしょうか。
今回の体験塾がそんなきっかけになれば嬉しいです。
【開催要項】
🔸日時:1月27日(土)13:00~15:00
(受付:12:45 ~)
🔸場所:かながわ県民センター(下図)
🔸対象: 小学3年生~中学2年生.24人
🔸参加費:700円 (傷害保険料を含みます)
🔸申し込み期限:1月16日(火)必着
🔸問い合わせ・連絡先:野田 :☏045-308-6390 📥h4829noda@yahoo.co.jp
🔸参加者の持ち物:はさみ、30cm定規、三角定規、下敷き、新聞紙、ボールペン
🔸その他:・会場の利用人数制限などにより、保護者の参観はご遠慮いただく場合があります。予めお含みおきお願いします。
・科学塾の広報・記録のため、会場の様子を写真撮影させていただきますので、ご了承ください。
・気象警報発令・自然災害発生の場合開催するしないについては、こちら▶
・この科学体験塾は東京応化科学技術振興財団の助成を受けて実施しています。
【申し込み要領】
🔸下の【応募フォーム】に記入して、送信ボタンを押してください。
ご送信後すぐに、受付確認メールを返信しますので、受信拒否設定されている場合は、受信できるようにしておいてください。
記入された個人情報は、当工房の管理・運営以外には使用しません。
🔸申し込み多数の場合は抽選となります。
結果は、1月22日(月)までに通知します。通知がない場合や応募のキャンセルは、必ず上記◆問い合わせ・連絡先に電話でお問い合わせください。
<メールアドレス登録のおすすめ>
メールアドレスを登録していただくと、科学体験塾等についてメールでお知らせします。
メールアドレスの登録をご希望の方は、下の【応募フォーム】の中の‟メールアドレスの登録”にご記入ください。
登録されたアドレスは厳重に管理します。
【申込フォーム】
【科学体験塾の予定】
西区福祉保健活動拠点「フクシア」 ➤ 2月10日(土)9 : 30~ ふしぎな色水の秘密を探ろう!
西区福祉保健活動拠点「フクシア」 ➤ 3月23日(土) 13 : 30~ おイモの科学