[voice]いろいろなことに興味を持つ子どもたちが育って欲しい(廣瀬 隆夫)

【侍従川の葦舟下り】

質問1 生まれたところ、今住んでいるところと、ごく簡単な略歴を差し支えない範囲でお書きください。

生まれも育ちも横浜市金沢区の大道です。金沢八景から鎌倉に行く途中にある小さな町です。子どもの時から顕微鏡でプランクトンや葉脈を観察したり、ラジオや時計を分解したりして遊んでいました。大学では電気工学を専攻しました。

卒業した時に、ちょうどNECのTK80などが出始めたころ(1977年)で、入社してZ80などを使った情報端末を作っていました。1990年代になってインターネットが始まった頃にUNIXのシステム構築などの仕事をやっていました。ソニーが作っていたUNIXワークステーション NEWSも扱ったことがあります。
http://hirose.my.coocan.jp/text/IT/3.html

質問2 たんけん工房に参加するようになったきっかけは何ですか。

当時、小学生だった息子の付き添いで「磁石と電気の不思議を実験/モーターを作る」の体験塾を見学しました。フレミングの左手の法則などを通して分かりやすく解説する講義に子どもより私の方が魅せられてしまいました。生き生きとした子どもたちの姿を見て、私もこの活動に参加してみたくなりました。

質問3 たんけん工房でやってみたいことはどんなことですか具体的なテーマでも、夢のイメージでも。

通信に興味がありますので、情報がどのように伝わるのか、のろしや太鼓を使った情報の伝達から電話やインターネットまでの歴史を学べるような体験塾ができたら良いなと考えています。また、ホームページ担当として、たんけん工房の活動をたくさんの人たちに伝えたいと思っています。

質問4 他に活動していること、好きなことはどんなことですか?

近くに侍従川という小さな川が流れているのですが、その川に鮎やホタルを呼び戻そうという活動に参加しています。昔は、侍従川のアシで作った葦舟で川下りのイベントなどにも参加していましたが、今は広報担当としてホームページ作成の仕事をしています。
https://jijyukai.sakura.ne.jp/

質問5 子どもたちに、すすめたいことはなんですか?

私は1955(昭和30)年生まれですが、広場や里山が周りにたくさんあって、そこでカエルやトンボを捕まえたりして遊んでいました。今の子どもたちはゲームやスマホばかりいじっていて頭でっかちが多いように思います。子どもの頃に、自分の手でやってみて、色々な一時体験をしてもらいたいと思っています。たんけん工房がやっていることは、まさにこれだと思います。

質問6 その他付け加えたいことがあればご自由に一言

惑星探査ロケット「はやぶさ」のプロジェクトは素晴らしいですね。最初に始めた人は、宇宙はどうなっているのだろう、どうしたらロケットが飛ぶのだろうという好奇心を持ったのだと思います。不思議だな、知りたいな、という好奇心が最も大切だと考えています。歳を取ると記憶力は衰えますが好奇心は変わらないと思います。これからも好奇心を持って、たんけん工房のみなさんと一緒に成長させていただきたいなと思っています。(廣瀬隆夫 横浜東地区 入会:2014年 4月)