特定非営利活動法人 おもしろ科学たんけん工房設立趣旨書

[Ⅰ]創造性を育てる教育への取組み=学習意欲を育て、理科の好きな子どもを育てるために!=
子どもたちの学習意欲の低下や、特に理科離れが一層広がりつつあることなどが、心配されています。この原因の一つである学校教育という制度の中での、改善が必要である事はいうまでもありませんが、その解決の方向の一つに、課外の学習の場作り、「体験を通じて、科学の面白さに触れる」「遊びを通じて、かつ感動を通じて、学ぶことの楽しさに触れる」ことができるような、地域での「理科教育の場づくり」があります。

これは、既に様々な人達によって、全国的に、様々な形で試みられています。
川崎市は「ワクワクドキドキ玉手箱」という形で、おもしろ科学実験教育を市の施策として普及する方針を打ち出しました。また全国に数多く作られた「子ども科学館」等でも似た試みが行われて居り、更に個人レベルでも、あるいは民間ボランティアグループでも「体験学習の場作り」は、各所で行われています。
しかし、それらはなお、個々の点の集合にとどまっています。このような試みをもっと広げること、点から線へ、線から面へ、個人活動から地域活動へと普及することが、今こそ必要ではないでしょうか?

[Ⅱ]地域(*)の教育力を強める取組み=市民活動としての学習の場作り=
そのためにはボランティア市民活動による推進がどうしても必要でしょう。個人の善意や、学校の制度だけに任せておけば良いというものではありません。学校と、それを取り巻く地域の人達の積極的な関わりの中で実現してゆく必 要があるのです。私たちはそのための活動主体として特定非営利活動法人おもしろ科学たんけん工房を設立します。私たちの夢は、こうした「地域の教育力」を強める取組みの一環を担い、「体験学習の場づくり」を地域の市民活動として実現・普及しようということです。
*活動地域=当面は主として横浜南部~湘南地域で実現を図ります。

[Ⅲ]親子共々「体験」を通して学ぶ楽しさを発見する=子は親の背中を見て育つ=
「おもしろ科学たんけん工房」は、その活動の中で、お父さん·お母さんにも参加して貰い、子供たちと一緒に、発見する喜びや学ぶ楽しさを味わい、共に「理科嫌い」を無くしてゆくようにすることを目指します。基本的なプログラムは、小学校4年生~中学校2年生ならびにその父母等を主対象にして
1)おもしろ科学実験:いわゆるサイエンスショウのような、やって見せるだけの実験ではなく
参加者自身が体験することを主眼においた実験です。(物理学系、化学系、生物学系中心)
2)野外自然観察・探検:海岸や山林などに出かけて、自然に触れる体験の中での観察や探求。
(地学系、生物学系中心)
3)手作り体験:様々な「素材」を使った工作など、創る喜びの体験。

その他、博物館·天文台などの見学を通して、考古学、天文学などに触れる機会も作ります。
また、学校教育との関連では、あくまで学校教育を補完するものであり、状況によっては<総合学習>の一翼を担うことや、部活動、クラブ活動などの支援をすることも事業の一環として、視野に入れています。そのためにも、地域の市民に支えられた活動として推進します。
☆土曜日、日曜日を主な活動時間として考えています。

[Ⅳ]理科教育学習支援ボランティアのネットワーク作りも事業の一環に
==類似の団体·個人事業との連携、自治体や学校等との協働を目指す==
特定非営利活動法人おもしろ科学たんけん工房は、こうした事業を自分のところだけでやるのではなく類似の活動を行っている個人や団体との協働や連携を行うことは当然の事と考えています。それにとどまらず、更に、理科教育にかかわる学習支援ボランティアの発掘・養成も事業として行い、ボランティアネットワークを作ることも大切と考えます。
また、本法人は、あくまで自立した市民活動団体として設立し、国や自治体や特定の学校・企業からは独立した存在ですが、目的に合致する限り、行政や、学校、企業等とも協働事業を行い、あるいは支援を求めてできるだけ広く、深く子どもたちの体験学習の場ができることを目指します。

以上

2001年12月15日

法人の名称 特定非営利活動法人 おもしろ科学たんけん工房
設立代表者 安田光一